遺産分割協議書とは

遺産分割協議書とは、遺産分割の内容を記載した書面です。 遺産分割協議書を作成する際のポイントは3つあります。 財産を特定すること 一通の遺産分割協議書に全ての相続人の署名押印を得ること 押印は実印によること このうち、1つでも怠ると、遺産分割協議書の一部又は全部が効力を生じないことがあります。その場合、遺産分割協議を新たにやり直すことになってしまいます。 以下で遺産分割協議諸作成の3つのポイントを…

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遺言執行人がいる場合の注意点

遺言執行人がいる場合の注意点は、遺言と異なる内容の遺産分割ができるかどうかがわからないということです。これはどういう問題なのかをご説明します。 遺言執行人がいない場合 遺言執行人がいない場合、相続人全員の合意があれば、遺言と異なる内容の遺産分割協議をすることはできます。遺産分割協議が遺言に優先するので、遺産分割協議どおりの遺産分割をすることができます。 遺言執行人がいる場合 しかし、遺言執行人がい…

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不利な自筆証書遺言が見つかったら

自分に不利な自筆証書遺言が見つかった場合でも手の打ちようはあります。その自筆証書遺言のとおりに遺産分割しなければならないと決まったわけではありません。ここでは、不利な自筆証書遺言が見つかった場合の対処法をご説明します。 自筆証書遺言のとおりに遺産分割する必要はない 相続人全員が自筆証書遺言とは異なる内容で遺産分割をする合意をした場合、その合意のとおりに遺産分割をすることができます。 その自筆証書遺…

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相続放棄は司法書士か弁護士か?

相続放棄の依頼は司法書士にするか、弁護士にするかということでお悩みの方もいらっしゃいます。 結論から言えば、司法書士でも弁護士でも相続放棄の手続き自体に大差はありません。報酬は事務所ごとに違うので一概にどちらがお得とも言えません。司法書士事務所でも高額の報酬を取るところもあれば、弁護士事務所で格安のところもあります。 弁護士に依頼するメリット 違いがあるとすれば、弁護士の場合、相続放棄だけではなく…

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包括受遺者になったら行うこと

包括受遺者としての権利を失ってしまうことも 包括受遺者になったら行うこととして不動産登記があります。不動産登記をしないでいると、不動産に関する権利を失ってしまう場合もあります。それはどういう場合かというと、相続人が不動産を第三者に売ってしまう場合です。包括受遺者と相続人との間に争いがある場合は、相続人がそのような強硬手段に出ることもあります。したがって、登記は早く済ませた方が安全です。 包括受遺者…

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遺留分請求の金額を増やすポイント

遺留分請求の金額を増やすポイントは3つあります。 遺留分請求の対象となる隠し相続財産の調査 遺留分請求の基礎をなす相続財産の評価 特別受益性の主張 ではなぜ、この3つがポイントになるかをご説明します。 遺留分請求の金額は以下のように決まっております。 遺留分請求の金額=(相続財産+特別受益)×遺留分割合 ということは、左辺の遺留分請求の金額を増やしたかったら、右辺の(相続財産+特別受益)×遺留分割…

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遺言効力の争い方

遺言効力を争い方のポイントは2つあります。 何を理由として遺言効力を争うのか どのような手続きで遺言効力を争うのか 以下、順にご説明します。 何を理由として遺言効力を争うのか 遺言効力が発生しない理由としては、以下のようなものが考えられます。 冗談で遺言を作ったような場合 錯誤に陥って遺言を作ったような場合 詐欺されて遺言を作ったような場合 強迫されて遺言を作ったような場合 15歳以下のときに作ら…

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東京の遺産相続

それは「東京の遺産相続」ですか? 東京の遺産相続だから、東京の弁護士に依頼しようとお考えではありませんか? その遺産相続は本当に「東京の遺産相続」なのでしょうか? お亡くなりになったのは東京ですか 他の相続人が住んでいるのは東京ですか? ご自身が住んでいるのも東京ですか? 以上の質問に対する答えが全て東京であれば、それは正真正銘、「東京の遺産相続」です。 しかし、その1つ又は複数が東京以外であれば…

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相続人とは?

相続人の意味 相続人とは相続する人です。言い方を変えれば、相続人とは亡くなった方に残された財産を取得する人です。 これに対して、被相続人とは相続される人です。相続人と被相続人を混乱される方がたまにいらっしゃいます。「被相続人」の「被」は受け身を表すので、被相続人は相続「される」人だと考えると混乱しないと思います。 相続人の範囲 誰が相続人になるかということは、民法という法律で決まっています。妻・夫…

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銀行預金の相続手続き

銀行預金の相続手続きのポイントは2点あります。 相続した銀行預金を遺産分割の対象とするかどうか 相続した銀行預金の払い戻しが認められるかどうか 以下、順番にご説明致します。 銀行預金を遺産分割の対象とするかどうか 相続した銀行預金は死亡と同時に分割されます。したがって、原則的に相続人全員で話し合って、銀行預金の分け方を決めるという遺産分割の手続きは不要です。なお、分割の割合は、法律で決められている…

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