被相続人と相続人

49日が終わると、いよいよ本格的に遺産分割の話になってきます。相続税の申告期限が10ヶ月であることを考慮すると、喪が明けて早々ですが調度いい時期であるともいえます。 遺産分割の流れ 遺産分割に関してですが、もちろん話合い(協議)によって話がまとまるのが一番でしょう。遺産分割協議で相続分が定まれば、遺産分割協議書を作成して相続の手続になります。 しかし、例えば相続人同士の関係性が薄い場合や仲の悪い場…

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遺言書の方式はどれがいいの?

相続が発生した際、民法において常に優先されるのが個人の意思です。そこにおいて、亡くなった方の意思を実現する意味で遺言書というのが法律で規定されています(民法960条以下)。 このページでは、相続において最も重要と言ってもよい遺言書は、どのような方式が法律によって定められているのか、そしてそれぞれの方式のメリット、デメリットについて説明させて頂きます。 遺言書の方式 遺言書にも種類があり、民法もこれ…

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土地の相続を手続きを怠るとどうなるの?

「父が亡くなって遺産として父が所有していた土地が残ったけれど、相続の為に、具体的にどこでどのような手続きをすればいいのかわからない。」そんな方がいらっしゃるかも知れません。 このような場合、具体的にはどうすればよいのでしょうか? どんな手続きをするの? 相続財産である土地を相続人が受け継ぐ場合、相続人は、その土地について相続を原因とする「所有権移転登記」を申請することになります。 所有権移転登記を…

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相続放棄の期間はいつまで?

「父親が亡くなってから半年後、やっと落ち着いたと思ったら、突然父親宛ての借金の督促状が届き、父親に多額の借金があったことが判明した。」よくあることです。 こんな場合、どうすればよいのでしょうか? 相続の種類 相続が開始した場合,相続人は、亡くなった方の財産を受け継ぐかどうかを決めることが出来ます。 具体的には、相続人は、次の三つのうちのいずれかを選択できます。 相続の種類 単純承認 相続人が、亡く…

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借金の相続の対処法

「死んだ父親に多額の借金があり、父親が残した預貯金や不動産の売却代金を充てても完済できそうにない。」 こんな場合はどうすればよいのでしょうか。 亡くなった方の借金も相続するのが原則 相続が開始した場合、相続人は原則として、不動産の所有権や預金などのプラスの財産だけではなく、マイナスの財産もすべて亡くなった方から受け継ぐことになります。つまり、亡くなった方に借金がある場合には、原則として、相続人は借…

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遺言書が無効になる危険性

自分の死後に、子どもたちなどの相続人が揉めることがないように、しっかり遺言書を作っておきたい。そう考える方が増えているようです。 民法では、遺言書で必ず記載しなければいけない事項や守らなければならない方式など、遺言書を書く上での約束事が定められています。そして、これらの約束事が守られない場合は、その遺言書が無効になってしまうことがあります。 あなたにとって大切な遺言が無効になってしまうことのないよ…

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相続税を抑えるための申告

「相続の申告が遅れてしまって、重い相続税を払わなくてはならなくなってしまった」、「相続で得するはずが、知識が無かったばっかりに税金で大損してしまった」 このような話をよく聞きます。そして、相続財産が多ければ多いほど、損する金額も多くなってしまい、涙をのむことになってしまいます。あなたの財産を守るために、このページでは相続税についてご説明いたします。 相続税の申告期限 相続税の申告にあたっては、相続…

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スムーズな遺産相続手続のために(預金)

遺産分割協議でもめて一苦労。その後、手続の中でさらにもめる。そんなことにならないように、取得財産が確定したらスムーズに財産の名義変更を行うことができるよう預金等の扱いについてご説明いたします。 預金の名義変更 被相続人が死亡すると、遺産分割協議が終わるまで、その預金は凍結されてしまいます。 そこで、協議が終わったらすぐに、その金融機関へ行き名義変更又は解約・払戻の手続きを行うこととなります。ただし…

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誰が相続人になれるの?具体的な事例から -代襲相続人その2

相続のルールは知っていても、現実の場合に当てはめると誰が相続できるのか判断しづらい時もあります。このページでは、具体的な事例を元に、誰が相続できるのかを簡単に解説いたします。 事例1 Q: 先日祖父Aが亡くなりました。祖母Bは存命で、私の父Dには姉Cと弟Fがいます。しかし、私の父は「親の財産なんていらない!」と相続放棄の手続をすると言っています。父が相続しない分は子どもである私が代襲相続できるとい…

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誰が相続人になれるの?具体的な事例から -代襲相続人その1

相続のルールは知っていても、現実の場合に当てはめると誰が相続できるのか判断しづらい時もあります。このページでは、具体的な事例を元に、誰が相続できるのかを簡単に解説いたします。 Q: 先日祖父Aが亡くなりました。祖母Bは存命で、私の父Dには姉Cと弟Eがいます。しかし、Eは先月事故で亡くなりました。Eには子Fがいて、さらにFにも子Gがいます。Fは父親Eが亡くなったのだから 自分がAの相続人なのだと言っ…

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