がん保険を使った節税

先日父がなくなり、父の経営していた小さな会社を継ぎました。これから出費も増える中で、がん保険を使った節税があると聞きましたが、どのようなものですか

現在の日本にはさまざまながん保険が存在していますが、解約をした場合の払戻金が他の保険に比べて高いことが特徴です。また、がん保険の費用は経費として全額計上できます。これを利用した節税が存在するのです。

すなわち、がん保険に入って保険料を払い続ける間、保険料は全額経費として計上します。そして、保険料がたまったところで、解約して払戻金を受け取るのです。がん保険によれば返還率は9割を超えるので、全額経費としながら、実際にはその9割を現金で手に入れることが出来るということになります。これは非常に有効な節税手段です。

ただし注意も必要です。解約払戻金は収入扱いとなります。ということは法人税などが貸されることになります。そのため、その分経費として出費が存在するようあらかじめ用意しておかないと、逆に損をすることになってしまいます。

不安であれば一度お近くの税理士に相談するといいでしょう。保険金をいくらにするか、解約をいつにするか、どの保険を使うかなどによって大きく結果は変わってきます。勿論当法律事務所でも相談を受け付けております。まずは一度お電話ください。