法廷相続人(法定相続人)とは

法廷相続人とは

法廷相続人とは法律で相続人になれると決まっている人のことを言います。

誰が法定相続人になれるのか

妻や子どもは常に法廷相続人になれます。
親や兄弟は場合によっては法廷相続人になれる可能性があります。

法廷相続人の順位とは

法廷相続人には順位があります。たとえば、子どもが法廷相続人になる場合には、親は法廷相続人になれません。なお、妻には順位という概念がなく、常に法廷相続人になれます。

妻以外の法廷相続人の順位は、下の表の通りです。

法廷相続人を除外できるか

法廷相続人は法律で決まっている相続人ですから、原則的に除外することはできません。しかし、遺言書を偽造した人などは、相続欠格事由に該当し、法廷相続人から除外されます。また、亡くなった方を侮辱した人などは、推定相続人の廃除という手続きによって、法廷相続人から除外することができることもあります。

また、除外ほど強力な手段ではありませんけれども、他の法廷相続人の取り分を減らして、自分の取り分を増やす方法はあります。詳しくは無料の電話法律相談をご利用ください。

法廷相続人ではなく法定相続人が正しい!

なお、「法廷相続人」という表記は誤りです。正しくは「法定相続人」です。

しかし、「法廷相続人」で検索されてくる方もいらっしゃるので、ここでは、敢えて「法廷相続人」として記述しました。