推定相続人の排除をするには

推定相続人の排除というのは、本来相続人になるべき人から相続人の資格を奪ってしまうことをいいます。この推定相続人の廃除がどのようなときに認められるかをご説明します。 亡くなった方の請求又は遺言 推定相続人の廃除には、亡くなった方が生前に、家庭裁判所に推定相続人廃除の請求をしているか、又は、推定相続人を廃除する旨の遺言をしていることが必要です。亡くなった方の請求又は遺言が必要とされるのは、亡くなった方…

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遺言の検認後に遺言の有効性を争うには

遺言の検認をしても遺言が有効と決まったわけではありません。遺言の検認が終わっても、遺言の有効性に疑問があるという方は、是非以下をお読みください。 遺言の検認=遺言の有効ではない 遺言の検認という手続きは、遺言に何が書いてあるかを記録しておくための手続きです。何が書いてあるかを記録しておくことによって、後に遺言が改ざんされたりするのを防ぐためにある手続きなのです。したがって、遺言の内容が法律的に有効…

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遺産放棄をするか判断するには

亡くなった方が借金をしていた場合には、遺産放棄を考えます。遺産放棄をすれば、マイナスの財産を一切引き継がないことになります。しかし、遺産放棄をすると、プラスの財産も引き継げないことになってしまいます。ということは、プラスの財産がマイナスの財産よりも大きい場合には、遺産放棄をすると全体では損してしまうことになります。 遺産放棄で損しないためには、2つのポイントがあります。 財産調査 財産評価 それで…

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大阪・東京間の遺産相続争い

大阪・東京間の遺産相続争いの場合、大阪の弁護士に依頼するか、東京の弁護士に依頼するかという問題があります。どちらにも、メリット・メリットがあるので、最終的には依頼者様が何を優先されるかによります。 ここでは、依頼者様が大阪にお住まいと仮定して、大阪の弁護士に依頼される場合と東京の弁護士に依頼される場合のメリット・デメリットをご説明します。 大阪の弁護士に依頼された場合のメリット 弁護士との対面での…

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相続が有利になる相続財産の2つのポイント

相続を有利に進めるカギは、相続財産をどのように捉えるかです。相続が有利になる相続財産の捉え方について、2つのポイントを紹介します。 特別受益 寄与分 特別受益 特別受益とは、複数の相続人がいるときに、そのうちの一部の相続人が特別の利益を受けていることをいいます。たとえば、子ども2人が相続人だとします。そのうちの1人は、結婚のための費用を負担してもらった場合を考えます。この結婚のための費用は特別受益…

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遺産相続の手続きの全体像

遺産相続の手続きの全体像は大筋で以下の通りです。 それでは、遺産相続の各手続きについてご説明します。 遺言書検認 遺言書検認とは、亡くなった方が自筆で書いた遺言について、遺言の内容を家庭裁判所で確認する手続きです。この手続きを経ないで、遺言書を開封すると、5万円以下の過料に処せられます。 遺産分割 遺産分割手続きは、遺産分割協議→遺産分割調停→遺産分割審判というように進みます。 遺産分割協議で決ま…

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不動産を相続する際のポイント

不動産の相続のポイントは2つあります。 相続する不動産の評価 不動産登記 これから、その2つのポイントについて詳しくご説明致します。 相続する不動産の評価 土地の評価には以下のようなものがあります。 名称 内容 実勢価格 実際に取引されている価格 固定資産税評価額 ・市町村が固定資産税の算定のために出している価格 ・公示価格の70%程度 路線価(相続税評価額) ・国税局が不動産についての相続税の算…

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農地を相続する際の4つのポイント

農地を相続する際のポイントは4つあります。 農業委員会の許可 農地の代償分割 農地から宅地への変更の可能性 一定の農地についての納税猶予 農業委員会の許可 農地の相続に関連して農業委員会の許可が必要な場合があります。遺言によって農地が遺贈される場合です。 なお、相続させる旨の遺言については、農業委員会の許可は不要です。また、遺言がない場合や遺言に従わないで遺産分割をする場合にも、農業委員会の許可は…

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代襲相続とは

代襲相続の定義 代襲相続とは、本来の相続人がすでに亡くなっている場合に、その子が代わりに相続することを言います。 誰が代襲相続をすることができるか 代襲相続をすることができるのは、直系卑属とおい・めいに限られます。 直系卑属 直系卑属とは、子、孫、ひ孫、ひ孫の子・・・・・・等を言います。すなわち、直系卑属については、子が亡くなっている場合は孫、孫も亡くなっている場合はひ孫、孫もなくなっている場合は…

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家庭裁判所で相続放棄する際に注意すること

相続放棄の意味 家庭裁判所で相続放棄をすれば、プラスの財産もマイナスの財産も一切引き継がないことになります。マイナスの財産がプラスの財産よりも多い場合は、相続放棄をした方が得です。 家庭裁判所で相続放棄する際に注意すること 取り返しがつかないこともある たとえば、家庭裁判所で相続放棄をした後で、プラスの財産が見つかったとしても、当然相続放棄がなくなったことになるわけではありません。ケースによっては…

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