相続税に関する相談と報酬

先日父がなくなり、相続財産に関しての処理をしなければなりませんが、不安です。相続税を払う上で、まずどのようなことに気をつけるべきですか。また専門家に頼んだ場合の報酬はどのくらいになりますか

基本的に、相続手続きのスケジュールは、死亡から1週間で死亡届の提出、3ヶ月で相続放棄手続き、4ヶ月で被相続人の個人所得税申告、10ヶ月で相続税の申告と納税という流れになります。つまり10ヶ月以内に財産をリストアップし、分割協議を行って、申告書を作成しなければなりません。

さて、実は相続税を払う人というのは多くありません。というのも、非課税の枠というのが定められており、総資産がそれ以下であれば払う必要がないのです。こういう場合を、基礎控除額に満たない状態といいます。

さて、基礎控除額を超えるかの計算ですが、なかなか複雑です。まず、基礎控除額が

5000万円+1000万円×法定相続人の数

の計算で求められます。そしてこの控除額を相続財産総額から引き、プラスであれば実際に自分が相続した金額の全体財産における割合をかけ、そこから最後に控除を受けて支払い金額が決まります。

計算は専門家に任してしまうほうがいいかもしれません。重要なのは、計算できるようにするために、財産の評価額を確定させてしまうことです。ですから早い段階で不動産鑑定士などに依頼し、金額をはっきりさせましょう。

報酬ですが、多くの場合相続財産の金額によって変わってきます。まずは一度お電話してみてください。報酬に関してのお答えも聞くことができるかと思います。