相続にまつわる話~秋田県の例を参考に~

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今回は、そのような諸問題のなかから、秋田県の相続にまつわる例をもとに、相続について少し知識として知っておかれるとよいと思うことをご紹介しましょう。

秋田県で相続が開始した場合はどうなるのでしょうか?

秋田県にお住いのXさんは、先祖代々の田んぼを10ヘクタールほど所有しておられます。Xさんは、妻に先立たれてからは10年間ひとりで農業を経営してきましたが、ある日不慮の事故で亡くなられてしまいました。

Xさんには、東京に長男のYさんがいます。Yさんのほかに、秋田の実家に二男のZがいます。

このような場合は、どこで法的手続がとられるのでしょうか。それは、民法882条、883条および民事訴訟法5条14号の規定が参考になります。

相続権に関する訴え(相続権の有無、遺留分に関する訴え)は、「相続開始の時における被相続人の普通裁判籍の所在地」に提起します。相続は死亡によって開始しますから、この場合は東京ではなく秋田県のXさんの住所を管轄する裁判所に提起することになります。

管轄の裁判所がどちらからになるかは、重要な問題です。詳しくは平間法律事務所までお問い合わせください。