鹿児島の相続トラブル解決

相続というものは、トラブルなく終わることがもっともよいのですが、残念ながらどうしてもトラブルが起こってしまうことがあります。そういう場合に、自分たちだけで解決しようとすると、トラブルがどんどん大きくなってしまうこともありますので、早い段階で法律の専門家である弁護士などの力を借りることで、トラブルを解決することが肝心です。

弁護士に相談なんて・・・と思われるかもしれませんが、弁護士に相談すれば必ず訴訟を起こさねばならないというわけではありませんし、むしろ早い段階で相談することで訴訟に至る前に物事を解決できることが多くあります。

鹿児島で起きた相続の一例

鹿児島で起こったそんな一例をご紹介しましょう。

鹿児島県鹿児島市に実家があるAさんは、東京で暮らしていたのですが、鹿児島の親が亡くなったため、実家に戻りました。相続人はAさんだけだったので、実家の土地・建物をAさんが相続することになったのですが、実家に使用人として勤めていたBさんが、「この家はAさんの親が生前、私にくれると言っていた!」と主張してトラブルになってしまいました。

この時Aさんは、弁護士に相談して、Aさんがその家の権利を持つ法的根拠をはっきりさせ、逆にBさんはそれがないことをBさんに説明し、穏便にBさんに立ち退いてもらうことができました。Bさんの主張は「もらった」、すなわち贈与ですが、口頭による贈与は民法によれば、履行される前には取り消すことができるのです。

このように、トラブルの解決策を法律が指し示してくれることはとても多く、法律を知らないと損することも少なくありません。何か分からないことがあったら、法律の専門家に相談してみてください。