土地贈与に関する手続きと、税金について

父が高齢になり、父名義の土地を私の名義に変えようと思っています。この名義変更は土地贈与に当たるのでしょうか。当たるとすれば土地贈与における贈与税が発生してしまいますよね。また、やるべき手続きはどのようなものがありますか

結論から申し上げると、名義変更をすることでも、土地贈与扱いになってしまいます。ということは当然贈与税が発生します。具体的には生前贈与によって不動産を取得したという「不動産取得税」が発生します。都道府県からの課税です。加えて不動産贈与契約書を作成するときに、贈与額に応じた印紙税が課税されます。

ただし、節税を考えるなら土地贈与をしないという選択肢の方がいいかもしれません。というもの不動産に関しては場合によっては相続税がかされないのです。あわてて贈与する必要がないのなら考えてみてください。また、今回は土地贈与の話ですが、金銭贈与に関しては生前贈与してしまうほうがいい場合もあります。

さて、手続きとしては、一番大事なことは登記の変更です。登記とは不動産の持ち主が誰かを世間一般に公示するものであり、これに正しい所有者を記載しない場合、権利争いをする際に負けてしまうというデメリットがあります。贈与の合意が形成されたらすぐに登記変更手続きをおこなうべきです。

不安なことなどありましたら、お近くの専門家にご相談ください。勿論当法律事務所でも相談を受け付けております。どうぞお気軽にお電話ください。