相続税の控除額を増やす方法

相続税の控除額で数千万の差が出る

相続税の控除額は遺産分割の仕方によって大きく変わります。税法を知っているか知らないかで、ときに相続税額にして、数千万の違いが出ることもあります。不公平な話ですが、法律でそう決まっているのであるから、仕方ありません。そこで、法律のルールを理解して、いかに相続税を低くするかの勝負になるわけです。

名称 控除額
贈与税額控除額 相続開始前の3年以内の贈与税の税額
配偶者控除額 1億6千万円か配偶者の法定相続分のうち、いずれか大きい額
未成年者控除額 満20歳までの年数1年につき6万円
障害者控除額 満85歳になるまでの年数1年につき6万円(特別障害者の場合、1年につき12万円)

最も相続税額に影響が大きい控除額

以上のように、相続税の控除は多様です。その中で最も相続税額に対する影響が大きい控除額は、配偶者控除です。この配偶者控除の使い方次第で、税額控除の8割が決まってしまうと言っても過言ではありません。

配偶者控除を最大限に使うためには、配偶者に多くの財産を相続させるような遺産分割をすることになります。しかし、そうすると、今後配偶者に相続が発生したときの相続税額が大きくなってしまいます。そこで、配偶者の年齢等も踏まえて、相続税額のシミュレーションをすることになります。

ただ、相続税額のシミュレーションは経験と知識が必要になります。平間法律事務所では相続税のご相談も承っておりますので、お困りの際はまずは無料電話相談までお気軽にご相談下さい。